談話と対話に関する国際会議である SIGDIAL 2025 に以下の論文が採択されました。
K. Miyazawa and Y. Sato, "Transition Relevance Point Detection for Spoken Dialogue Systems with Self-Attention Transformer," 25th Annual Meeting of the Special Interest Group on Discourse and Dialogue (SIGDIAL), 2025.
本論文は、ユーザーと音声対話システム間の自然で円滑な対話の実現を目標として、システム発話の適切な開始タイミングを推定するモデルを提案したものです。従来モデルの多くがユーザー発話の末端においてバッチ処理で推定を行なっていたのに対して、提案モデルは時間フレームごと推定を行います。また、従来モデルの多くが人間同士の対話において実際に発話が開始されたタイミングを学習していたのに対して、提案モデルは発話開始が許容されるタイミングを学習します。これらの特性により、システム発話の適切な開始タイミングを低遅延で推定で推定することが可能となります。
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