そんな中で注目したいのは、日本のスタートアップFairy Devices(フェアリーデバイセズ、東京・文京)の首掛け型カメラ「LINKLET」である。この製品は、「Wearable Technologies」「Streaming」「Digital Imaging/Photography」の3部門で「CES 2022 Innovation Awards」を受賞した。もともとは保守や点検など現場の様子を遠隔地でモニタリングするため開発された製品で、作業員が目の前で見ている一人称視点の映像や話す声を送信できる。「世界中の現場がモニターの中に。」というキャッチコピーを掲げている。これは先に述べた現代自のメタモビリティーの考え方にも近い。現代自はロボット軸にしていたが、LINKLETを使えば人がそれを代替できるというわけだ。やはり現場で感じたことを言葉にするなど、まだまだAI(人工知能)では実現できない業務は多く、リモートの旅行ガイドなど人が実施することが期待されるサービスも登場しそうだ。
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