プリズムタイプHMDに於ける必要画角の考察とその実現方法【後編】
HMDでの大きな画角は没入方式、導波板方式等で実現されています。しかし、前者は装着者の目前を遮光してしまい、後者は画像後方からの外光によりコントラストが著しく低下し、明るい環境下では実用的な画質が得られない等の問題があります。コンセプトを維持しつつ画角拡大を目指した結果、光学系・主要パーツの大きな変更無しに画角50%アップ(15度)を実現できました。ここでは、遠隔作業支援・情報提供を主用途とし屋外使用も可能なHMDの光学的構成・特徴を紹介し、適切な画角の仕様決め、その実現手段、結果性能について前編・後編にわたって解説します。
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